バリ島の工房

4月から5月末にかけて4つの展示会をします。

後日展示会のお知らせをそれぞれここでもUPしますが、 昨年の作品の他、新作も5個程挿し込みました。

小型のハデハデなバッグも可愛くでき上がりましたので、皆様の お越しをお待ちしております。

さて、、、私のバッグは選び抜かれた精鋭の職人さんたちによって作られています。 彼らなしでは何も生まれない、大事な大事な職人さん達です。

よくお客さまから質問を頂く、バッグを作る工程ですが、 まず私がバッグのそれぞれのパーツの仕様書(か〜なり緻密です。)を各素材チーム毎に作成、 型紙、布と紙で作った簡単な見本を用意します。

それを元に革職人さんがまず、ベースのバッグを布と革で作り、そのバッグの布の部分の上に ビーズ職人さんがビーズを刺繍、そして革職人さんが木のパーツを最後に縫い付けます。

専属のバッグ職人さん(職人さんの写真もゆくゆくUPいたします)は、下記の3チームに分かれています。

● 革バッグチーム=ジャワ島からバリ島に移り住んだの3人の男性専属職人さん。(イスラム教徒)

● ビーズチーム=バリ島出身の女性2人の専属職人さん。 彼女達は他の村の職人さんでは作れない複雑な模様のビーズ刺繍担当です。 (ヒンズー教徒)

(ビーズ刺繍は他の村の職人さんにも外注で頼んでいます。)

●木のチーム=ウブド北部にある村の工房。こちらは外注で紫檀のパーツを作ってくれています。

そしてこの3つのチームをオーガナイズし、フォローし、チェックする ウランちゃん(写真↑)。複雑な3つのチームの工程をうまくまとめてくれています。バリ人では珍しくキリスト教徒。 色が白くて超べっぴんさんです。 上の写真は正装姿ですが、いつもはジーパン薄化粧。二児の肝っ玉ママで働き者。機転も利いてとても助かっています。 やはり、バリ島は働き者の女性が頼りになるのです。

バリ島ののどかな住宅街にある工房の中は専属の革とビーズの職人さんチーム男女6人のおしゃべり、笑いに満ち溢れていて 3つの違う宗教のギャップをまったく感じさせません。

男性陣は歌を歌いながら、女性陣はおしゃべりをしながら、たまに女性陣が男性陣をからかったり、 言う事をきかない男性陣を怒鳴るウランの声もしばしば聞こえ、、(笑

3つのそれぞれ違う宗教のギャップを感じさせない工房の中の暖かい空気が大好きです。